1948-12-04 第4回国会 衆議院 議院運営委員会 第4号
國務大臣芦田均氏が國務大臣として閣議に列席した。その閣議は政府支拂に関する方針の決定をなし得る。從つて政府に対して床板を納入し、その代金の支拂いを受ける関係にある岡氏は、これによつて利益が得られる。從つて金品を受領すれば、それが閣員としての職務に関するものと言うことができる。
國務大臣芦田均氏が國務大臣として閣議に列席した。その閣議は政府支拂に関する方針の決定をなし得る。從つて政府に対して床板を納入し、その代金の支拂いを受ける関係にある岡氏は、これによつて利益が得られる。從つて金品を受領すれば、それが閣員としての職務に関するものと言うことができる。
○國務大臣(芦田均君) 最近北陸方面に起りました大震災につきましては、過般とりあえず第一報を報告いたしておきましたが、その後の調査をとりまとめて、震災の報告と、これに対して政府のとりました緊急措置とを報告いたします。 災害の最も激しかつた福井市を中心とする周辺の地帶並びに石川縣大聖寺町を中心とする附近一帶の地域の損害は、その後次第に判明したところによりますと、予想外にはなはだしいようであります。
〔國務大臣芦田均君登壇〕
○國務大臣(芦田均君) 中西君の(「しつかりやれよ」と呼ぶ者あり)お尋ねは、大体の趣意に於て、石坂君の御質問と同一であつたように拝聽しました。從つて先程石坂君に答えたところによつて御承知を願いたいと思います。(「駄目」だと呼ぶ者あり)ただ一点石坂君の言及せられなかつたことは、院外の大衆はすべて政府の予算案に反対であるということを指摘されました。
○國務大臣(芦田均君) 只今森林保全に関する決議を拝聽いたしました。御趣旨は全く政府においても同感でございます。この問題は我が國、國土保全のために最も重要な問題でありまして、政府においても念頭に置いていないわけではないのでありますが、終戰以來の経済状態、財政の現状に鑑みて、今日まだ十分に施設を行つていないことは、常に不本意に考えておるところであります。
○國務大臣(芦田均君) これは機構の問題ではありません。人間の魂の問題であります。
○國務大臣(芦田均君) それ以上はお答えいたしません。
○國務大臣(芦田均君) 追加予算を出す計画かどうかというお尋ねであります。ただいまのところ、追加予算を出そうとは考えておりません。予期せざる問題が起たときには、あるいは出すようなことがあるかもしれません。内閣は辞職する勇気があるかどうかという問いでありますが、國会の多数の支持を得ておる限り、辞職する勇気はございません。
○國務大臣(芦田均君) ただいまの大神君の御質問は、大体上林山君の質問と同様の御趣意でありました。先ほど答えたところによつて御了承願います。 〔國務大臣北村徳太郎君登壇〕
○國務大臣(芦田均君) お國のために誠実に御奉公する熱意があるかという御質問であります。お尋ねの趣旨の通りであります。 〔國務大臣北村徳太郎君登壇〕
○國務大臣(芦田均君)(続) 非現業員の労働争議は禁止してるのにかかわらず、ときに行過ぎの結果とし、今日行われておるごときものが、ごくわずか起つておりますが、かくのごとき行動に対しては、政府は厳重にこれを処分いたしております。しかしながら現業員については、労働争議は他の公務員以外の者と同様に自由に許されておる。從つて、公務員中の現業員を他の勤労者と区別して取締る意向は政府においてもつておりません。
○國務大臣(芦田均君) 長野君が先ほど強調せられました教育尊重の精神は、新憲法が明らかに掲げておる指導精神の一つでありまして、現政府におきましても、つとにこの方針のもとに、極力その達成に努力しておる次第でございます。(拍手) ――――◇―――――
○國務大臣(芦田均君) 輸送力増強のために新ダイヤを編成することの必要は、諸君のすでに十分御承知の通りであります。この問題について、労働組合に対しては、運輸省当局より、それぞれその理由をよく説明しておりますから、このダイヤの実行については… 〔発言する者多し〕
○國務大臣(芦田均君)(続) 必ず既定の期日に実行し得ることと信じております。(拍手) ――――◇―――――
○國務大臣(芦田均君) 小川君の第一の御質問は、科学技術を必要とする省であるから、科学者をどのくらい優遇し、利用する考えであるかという点であります。我が國はとかく科学者を優遇しない習慣を持つております。
○國務大臣(芦田均君) この案を決めるのはむろん閣議であります。閣議においては所管大臣であると否とを問わず、皆國務大臣としてそれぞれの意見を開陳せられたのであります。その意見の開陳せられた後に閣議としてこの案を纏めたのであります。無論農林大臣もその他の各省大臣もそれぞれ意見のあるところは述べたのであります。
○國務大臣(芦田均君) この案を作成しました当時は、主として各省設置法と調子を合せたので極めて技術的なものにでき上つた結果、今兼岩君のお話になつた点につき十分意を察しておりません。
○國務大臣(芦田均君) 六月十四日、野坂參三君の質疑の際欠席をいたしましために、本日この機会に答弁をいたします。 質問の第一は、外資導入を基本とする全政策を自力更生に重点をおく方向に変更する意思はないかという質問であります。
○國務大臣(芦田均君) 菊池君の御意見は非常に実際的の議論でありまして、政府も從来その方針をもつて着々施策を進めております。詳細なことは、ただいま運輸大臣から答弁いたした通りであります。 〔國務大臣永江一夫君登壇〕
〔國務大臣芦田均君登壇〕
○國務大臣(芦田均君) 神田君の第一のお尋ねは、炭鉱労務者の保健衛生に関する仕事を商工省が管掌するのか、厚生省が所轄しておるのかという点でありました。この問題は、前内閣の当時、閣議の決定によりまして、便宜商工省において、もつぱらこれを取扱うことに決定いたしたのであります。
○國務大臣(芦田均君) 椎熊君にお答えいたします。簡易保險並びに郵便年金積立問題に関連して、多数の陳情及び請願が國会に提出されております。政府は、この國民大衆の要望並びに國会の多数の意向を十分章重いたしまして、善処する決心であります。(拍手) 〔椎熊三郎君登壇〕
○國務大臣(芦田均君) 精々左藤君の御希望のように善処いたします。
○國務大臣(芦田均君) 早場米を穫入れる時までには発表いたします。
○國務大臣(芦田均君) 只今決議せられました各省地方出先機関の整理につきましては、現内閣成立以來三ヶ月に亘つて鋭意その実施計画の勘案に努めておりましたが、今回その第一著手として取敢えず次の通りに整理することに決定いたしました。順次これを報告することといたします。 第一、左の機関はこれを廃止し、その所掌事務を都道府縣知事に移譲する。
○國務大臣(芦田均君) 角田君が御指摘になりましたごとく、終戦以来青少年の犯罪が著しく目につくことは、まことに憂うべき現象であります。子供というものは、とかくおとなの影響を受けやすいものである。従つて犯罪の撲滅には、青年も少年も、ともに一つの道によつてこれを矯正する以外には方法はないと思います。さしあたりの問題としては教学の刷新である。かように考えておる次第であります。
○國務大臣(芦田均君) 赤松君の質問にお答えいたします。 赤松君が冒頭に、去る十四日参議院において私が西尾君の問題について答弁した点を引用されましたが、多少思い違いをされておる点があると思う。
○國務大臣(芦田均君) 民主党の代議士会において、赤松君が今指摘されたようなことは、一言も言つたことはありません。 〔國務大臣鈴木義男君登壇〕
〔國務大臣芦田均君登壇〕
○國務大臣(芦田均君) この問題は、すでに暫定豫算討議より、各方面の論議の的となつた問題でありまして、本會議の豫算質問の際においても、多方面あの代表議員の方より質問があつて、それぞれ政府の所信を明かにし、答辯をいたしたのであります。
○國務大臣(芦田均君) 只今の御質問は参議院の本會議においても、同僚諸子の左藤君よりも御質問があり、尚その他の方々からも御質問があつた問題であります。政府の持つている種々の情報によりますと、これがために、我が國の信用を害して、公債が下つたとか、或いは我が國に投資せんとする連合國の公けの機關、個人が、特に投資に躊躇したとかいうような情報は得ていないのであります。
○國務大臣(芦田均君) 定員をはつきりと整理後の数字を示すことは困難でありましたから現在數が出ております。併し給與措置の方では一割五分の人件費を引いたものをだしております。そこに豫算に出ていないといういろいろな議論があつたようでありますが、政府の出しておる豫算は今私がお答えしたような方針でできておるということを御了解願います。
○國務大臣(芦田均君) お答えいたします。 第一に、不当財産取引調査委員会で政党資金の問題がいろいろ論ぜられておりますが、ここらあたりでひとつ解散したら、どうかという御意見のようでありました。かような事態において解散しようとは考えておりません。 第二に、今度の予算は一体だれがつくつたかというお尋ねであります。憲法第八十六條の規定に基いて、内閣がこれをつくりました。御了承願います。
○國務大臣(芦田均君) 佐藤君の熱烈なる御質問にお答えいたします。 軍公利拂の停止の問題については、寺尾君初め、すでにこの壇上より二三の質問が提起されまして、その都度政府においては、それぞれの答弁をいたしております。
○國務大臣(芦田均君) お答えいたします。
○國務大臣(芦田均君) 油井君にお答えいたします。 最初に今回提出せられたる昭和二十三年度予算は、眞に健全財政としてこれを遂行する確信があるかという意味のお尋ねでありました。
○國務大臣(芦田均君) 栗山君にお答えいたします。給與ベース三千七百円の標準の下にできた予算であるが、すでに労働組合においては遥かに高き給與を要求する声がある。從つてこの三千七百ベースは到底維持できないことは明らかであるではないかというのが第一のお尋ねでありますが、政府はそれぞれの科学的基礎の下に三千七百円ベースの基準を決めたのであります。